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不動産投資家の皆さまへ

不動産投資家が入っている火災保険とは?

実際にどこまで補償される?

火災などの災害はいつどこで起こるか知れず、投資物件にいつ不測の事態が発生するかもわかりません。

火災が起こったら一気に数千万円単位の損害を被るリスクがあるため、適切な火災保険に加入しておくことが重要です。

ただ、不動産投資家の入る火災保険といっても、基本的には個人がマイホームにかける火災保険と同じです。

ただし、火災保険の補償内容や保険料は損害保険会社ごとに違います。

地震保険の場合、国主導でできた保険なのでどの保険会社の保険に加入しても保険料に差はありませんが、火災保険は一定の補償をセットにするパッケージ型が多いため、人任せにしていると必要のない補償がセットに含まれていたり、必要な補償が含まれていなかったりといったことが起こり得ます。

所有する投資物件がどのような地域にあるかによっても、火災保険でカバーすべき補償内容を考えなければなりません。

ハザードマップなどで起こり得る災害リスクを確認し、必要な補償を確保するとともに、火災保険でカバーされない部分については地震保険など別の保険への加入も検討するべきです。

火災保険で補償される範囲は広いです。

火災だけでなく、落雷、竜巻、水害、土砂崩れ、風災、雪災、雹災、爆発、破裂、水漏れ、盗難、外部からの物体落下、騒擾などが挙げられます。

保険会社や保険商品の内容による違いはありますが、地震、津波、噴火など地震保険の範囲に含まれるものを除き、かなりのリスクをカバーしています。

地震保険について

ちなみに、地震保険は火災保険の特約として加入するもので、地震保険単体では加入できません。また、建物の欠陥については瑕疵担保責任保険の補償範囲です。

不動産投資家が入る火災保険を大別すると、住宅火災保険、住宅総合保険、新型火災保険の3種類がありますが、火災、落雷、風災、雪災、雹災、破裂、爆発を補償する住宅火災保険が基本であり、それに水災、水漏れ、盗難、外部からの物体落下、騒擾を加えたものが住宅火災保険です。

このなかには物件の立地によっては発生する可能性が極めて低いものもあります。そこで、住宅火災保険を基本としてそれ以外をオプションとして自由に選択できる新型火災保険が有効になります。

なお、地震保険と瑕疵担保責任保険の補償内容以外でも、自然消耗や経年劣化、自然発熱、腐敗、浸食、故意に破損した場合、法令違反の場合、核燃料物質で汚染されたものによる事故で発生する損害などは火災保険はカバーしていません。

しかし、オプションで補償される場合もあるので、加入する保険の内容をよく検討しましょう。

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